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吸着義歯、ここに極まれり ~講演会に参加して~

去る2018年3月4日(日)に 総義歯:This is Suction Denture  佐藤 勝史 先生 の著者出版記念講演会

 

に参加して来ました。

 

 

 

 

人は一生で歯は1回しか生え変わりません。

 

残念な事に永久歯を全て喪失してしまったら、代わりとなる義歯などに頼るしかありません。

 

 

しかし総入れ歯(総義歯)は、食べる時や会話する時に外れてしまったり不具合が生じやすいです。

 

特に上顎の総入れ歯(総義歯)より下顎の総入れ歯(総義歯)の方が安定させることが困難な場合が多いのが実際で

す。

 

 

それは下顎の総入れ歯(総義歯)には、まわりに食べたり、会話する時に動く舌や頬の粘膜などがある為、例えぴっ

 

たりとしていてもその組織が動く時に(食べたり、話したり)空気が入り込んでしまうと外れてしまうので難しいの

 

です。

 

 

増して、歯の土台(入れ歯が落ち着く所)が低いとさらに大変です。。

 

 

そこで動く組織を避け、動いても空気が入り込まない吸着する入れ歯の工夫した型取りが重要になります。

 

その可動組織を考慮にいれ、かつその一部の組織を利用して理にかなう吸着する総入れ歯(総義歯)の型取りの方法

 

の講演会で、大変に勉強になりました。

 

 

総入れ歯(総義歯)になってしまっても、美味しく食事が出来て、楽しく会話が出来れば嬉しい事ですね。

 

「吸着義歯、ここに極まれり」

 

 

ウルタ歯科医院  潤田  眞