予防歯科について
虫歯の原因となる、口腔内の細菌を全て完全に取り除くことはできません。誰もが食事はおいしく食べたいと思われるでしょうし、老化による免疫低下も避けられません。
ではどうすれば良いのか。環境を正しく整えて、細菌に負けない歯や歯ぐきを作ることが大切なのです。
そのためには、患者さまと歯科医師・歯科衛生士が一体となり取り組んでいく口腔ケアが必要となります。
口腔ケアには保険適用の範囲でおこなうものと、自由診療として保険適用外でおこなうものがあります。
保険診療のクリーニングは
病的重症化予防が目的
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Point.01
歯周病の検査
歯周ポケットの測定、歯ぐきの出血程度、歯の動きなどを調べて現在のお口の状態を把握して説明します。(レントゲン検査の必要性がある場合があります)
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Point.02
歯石除去(スケーリング)
専用の機器を使用して歯石を除去
※歯石の付着状態によっては数回掛かる場合があります。 -
Point.03
機械的歯面清掃
フッ素入りのペーストを使用して専用の機器で研磨して歯面をツルツルにします。
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Point.01
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保険診療のクリーニングの詳細
料金 3割負担
自由診療のクリーニング(PMTC)は
審美や癒しが目的
歯の予防ケアのうち、歯科医院で行うケアを一般的に「プロフェッショナルケア」と言います。歯石除去、ブラッシングの指導など様々ありますが、代表的なのはPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)です。毎日のブラッシングでは完璧に取り除けない、歯垢や着色汚れ、細菌を取り除く効果があります。
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Flow01
問診、お口の状況の
確認や説明気になっている所などをお聞きし、目立つ所や歯肉の状態などを一緒に確認します。
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Flow02
エアーフロー
歯面清掃器(エアーフロー)による着色の除去を行います。
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Flow03
歯石の除去(軽度)
沢山付着している場合は、まず保険治療で歯石を除去してからになる場合があります。
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Flow04
フロッシング
デンタルフロスによるフロッシングで細部の歯垢や着色などを除去します。
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Flow05
機械的歯面清掃
ペーストでの歯面を研磨して歯をツルツルに、そしてコート剤を使用して艶だしとコーティング仕上げをします。
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Flow06
舌の清掃
口臭の原因ともなる舌の汚れをペーストを使用してクリーニングします。
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Flow07
歯ぐきのマッサージ
ペーストを使用して歯ぐきをマッサージをする事で血行を良くし歯ぐきの活性化を促します。
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Flow08
フッ素の塗布
虫歯予防、歯質の強化が期待出来ます。
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Flow01
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自由診療の
クリーニングのメリット自由診療で受ける歯のクリーニングでは保険制度の制約がないため、保険診療では用いられない機材や研磨剤も使用する事が可能です。このことから、自由診療のクリーニングでは、次のようなメリットがあります。
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虫歯や歯周病の予防ができる
PMTCでは、虫歯や歯周病の原因となるやプラークやバイオフィルムを除去します。また、歯を研磨することで歯の表面がツルツルになり汚れが付着しにくくなります。セルフケアもやり易くなり虫歯や歯周病のリスクが軽減できます。
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口臭予防につながる
口臭は主に、プラークやバイオフィルムといった汚れから発生します。それらを隅々まで丁寧に取り除くことで口臭の予防、改善に効果が期待できます。
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歯本来の白さを取り戻せる
コーヒーや紅茶、ワイン、タバコのヤニなどの着色汚れはセルフケアでは完全に除去することができません。PMTCでは自由診療ならではの処置で汚れを落とし、歯本来の白さ、ツヤを取り戻すことができます。
(本来の歯以上の白さにはなりません) -
自由診療のクリーニングで
使用する機材、薬剤-
エアーフロー
ジェット水流で専用のパウダーを歯に勢いよく吹き付け、茶渋やタバコのヤニなどの「着色汚れ」を徹底的に除去できます。
また、細菌の塊である「バイオフィルム」も除去でき、虫歯や歯周病の予防にも効果的です。 -
クリーニング・歯面研磨ペースト
歯の表面を磨き上げる際は、虫歯の予防効果が期待できるフッ素を配合した研磨剤を使用します。施術後にも歯科用のフッ素を塗布し、歯質の強化や細菌の活動を抑制する環境づくりをサポートいたします。
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自由診療のクリーニングの詳細
治療期間/通院回数 1日/1回 料金 ¥11,000(税込) 注意点 - PMTCは自費診療のため、保険が適用できない。
- お口の汚れが全体的にある場合、クリーニングするのに時間がかかる場合がある。
歯科医院でのケアは定期的に受けることが大切
歯科医による予防ケアは、定期的に受けることが大切です。ご自宅でのケアが正しい方法できちんとされているかの確認や、市販の歯磨きグッズではカバーしきれない部分のケアが行える他、虫歯や歯周病の発見にも役立ちます。虫歯も歯周病も、初期段階であれば少ない通院回数で治療できることもあり、治療費も抑えられます。
特に痛みがないから大丈夫、と考えず、歯の健康診断だと思ってぜひ1度お気軽にお越しください。半年に1度の来院で、十分な効果があります。
セルフケアとの併用が
健康に繋がる
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ご自宅で行うケアを「セルフケア」と言います。いくらプロフェッショナルケアをしっかりと受けても、セルフケアを怠ると意味がありません。PMTCの効果を持続させるため、そして定期検診の間隔を長くするためにも、セルフケアは大切です。
歯ブラシによるブラッシングを中心に、歯間ブラシ、デンタルフロス、洗口剤の使用も効果的です。歯周病は一種の生活習慣病と言っても過言ではありません。そのため、歯周病を予防するためには、生活習慣の改善(喫煙・食生活・ストレス)が必要です。 -
当院のサポート
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Point.01
歯磨き指導
歯周ポケットの測定、歯ぐきの出血程度、歯の動きなどを調べて現在のお口の状態を把握して説明します。(レントゲン検査の必要性がある場合があります)
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Point.02
生活習慣のアドバイス
専用の機器を使用して歯石を除去
※歯石の付着状態によっては数回掛かる場合があります。 -
Point.03
ケアグッズのご提案
受付では、セルフケア用の歯磨きグッズを多数取り揃えております。患者さまに合ったものをブラッシング指導の際に提案させていただきます。
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Point.01
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ミネラルパックのご紹介
私たちの歯は、カルシウムやリンといったミネラルで構成されています。通常お口の中は中性なのですが、飲食するたびに酸性に傾いていき、ミネラルが少しずつ溶け出してしまった状態が、虫歯です。
歯磨きの後にミネラルパックを行うことで、酸性に傾いてしまったお口の中を中性に戻す効果、虫歯の予防作用である歯の再石灰化を促進させる効果があります。ご自宅で行うケアですが、ご希望の方には当院で試していただくことが可能です。スタッフまでお気軽にお申し付けください。
※牛乳アレルギーのある方は使用できません。
LIONの
「唾液検査システム SMT」を
導入いたしました
SMTとは、測定時間5分で簡単に唾液検査を実施することができるシステムです。虫歯、歯周病、口臭などのリスク判定ができ、患者さまのお口の状態をしっかり把握し 、個々に合わせた予防プログラムをご提供することができます。
料金など詳細はお問い合わせください。
唾液検査の方法
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唾液検査で
分かること- 虫歯菌の量
- 口腔内の酸性度
- 酸の緩衝能
- 白血球の量
- タンパク質の量
- アンモニアの数値
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唾液検査の流れ
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STEP1
採取
専用の洗口吐出液で唾液を採取します。
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STEP2
測定
実際に測定してきます。
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STEP3
結果
測定結果が出たら、結果シートを作成しお渡しします。
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STEP1
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唾液検査の詳細
治療期間/通院回数 1日/1回 料金 ¥3,300(税込) 注意点 - 唾液検査は自費診療のため、保険が適用できない。
- 検査前に飲食や歯磨き、喫煙などを控える必要がある。
- 検査前の数日間、薬の不要などを控える必要がある。