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歯肉炎(歯周病)の本当のリスクがわかる!最新唾液検査「SMT」のメリット

丁寧な歯磨きと歯科医院における定期的なクリーニング。それが歯周病の改善に効果的だと、多くの方に知られるようになってきました。ただ、お口の中の状況や生活環境によって、個々人でリスクは異なるため、メインテナンスの進め方は多種多様です。

 

そこで今回は、そもそもの歯周病の原因や、当院で導入した最新の唾液検査についてお伝えいたします。一人一人異なる歯周病のリスクを分析すれば、その人に合わせたオーダーメイドの予防歯科が提案可能です。

 

歯周病のメカニズム

 

人間のお口の中には数百種類もの細菌が存在しています。歯周病菌もその一つであり、普段は大きな問題を起こすことありません。しかし、歯磨きがきちんとできなかったり、糖分の多い食生活が続いたりすると、細菌の塊である歯垢(プラーク)を作り始めます。歯の表面に付いているネバネバしたプラークは、やがて強固なバイオフィルムを形成。ここまでくると歯磨きではほとんど落とすことができません。

 

さらに放置すると、歯と歯肉の境目が炎症を起こす「歯肉炎」。そして、歯垢とバイオフィルムが歯肉の奥へ奥へと侵入し、歯槽骨にまで影響を及ぼす「歯周炎」を発症します。この二つを合わせて歯周病と呼び、歯周炎の段階になってようやく「歯肉からの膿や出血」「歯がぐらぐらする」などの症状を自覚します。

 

歯周病が進行する原因は何?

 

一人一人のライフスタイルやお口の状況によって歯周病の進行具合は異なります。

現状を正しく知って、適切なメインテナンスを行いましょう。

 

磨き不足

 

歯周病の進行具合を左右する一番の原因といっても過言ではありません。歯磨きはどうしても自己流に陥りやすく、日々当たり前のように続けている内に独特の癖が生まれてしまいます。当然歯ブラシが届かないと、その部分が放置されたまま。磨けているつもりでも歯周病のリスクは高いままなのです。

 

喫煙習慣

 

様々な病気のリスクを高める喫煙習慣。歯周病も例外ではありません。煙草の煙には一酸化炭素が含まれていて、歯周組織が呼吸することを妨げてしまいます。嫌気性の歯周病菌にとって、絶好の環境を提供してしまうのです。

 

歯ぎしり、食いしばりなど

 

近年虫歯や歯周病の原因として注目されているのが、歯に大きな力がかかる歯ぎしりや食いしばりです。日中や睡眠時に、力の加わった状態が続くと、歯槽骨を破壊していきます(歯槽骨の吸収)。そこに歯周病が加わると、より炎症の度合いが激しくなるのです。

 

患者の抵抗力・免疫力の低下

 

仕事のストレスや暴飲暴食などが続くと、体調が悪くなります。場合によっては風邪を引いてしまうこともあるでしょう。それはお口の中も同じです。歯周病は細菌に身体が攻撃されている状態。免疫力が低下すれば、歯肉の腫れが強く出るように、当然歯周病も進行する傾向にあります。

 

当院では最新の唾液検査「SMT」を導入

 

測定時間はわずか5分足らず。

それが当院で新しく導入した最新の唾液検査である「SMT」です。むし歯菌・酸性度・緩衝能・白血球・タンパク質・アンモニアの6項目分野が、ステータス形式で一度に計測できます。そのため、通常の検査ではわからない潜在的な歯周病のリスク把握に繋がります。

 

「SMT」の優れたメリット

 

メリット1:その日のうちに結果がわかります

 
検査は、お口をゆすいで唾液を採取するだけ。5分で済みます。

そのまま、検査結果がプリントで印刷されるので、スピーディーに治療計画を患者様と共有できます。すぐに結果が分かるからこそ、仕事や家事で忙しい方にピッタリです。

 

メリット2:見ただけではわからないお口のリスクをデータ化

 
むし歯菌・酸性度・緩衝能・白血球・タンパク質・アンモニアといったように、SMTは見ただけではわからないお口の状況を分析可能です。外からは何も問題がないことと、お口が健康であるかどうかは違います。各項目の平均値も表示されるので、何度か続けて行くうちに、セルフケアによる改善度合いがわかり、メインテナンスのモチベーションも高まります。

 

メリット3:結果をもとにピッタリのメインテナンスをご提案

 
どれだけ熱心に歯科医院へ通っていても、年間365日のほとんどは患者様ご自身でセルフケアを行わなければいけません。SMTを用いれば、一人一人異なるお口の健康状態が正確に把握できるため、オーダーメイドのメインテナンスメニューが提供可能です。

 

「SMT」のデメリット

 

  • 保険適応外の自由診療の検査です
  • より正確な検査を行うため、検査の2時間前から飲食を控えていただく場合があります 

 

一人一人異なるリスク分析をもとにした予防歯科ならウルタ歯科医院まで

 
希望すれば唾液検査は必ず行いますので、いつでもご相談ください。

出来れば検査前の2時間は飲食を避けていただいた方が、より正確な検査が行えます。そのため、予約時にお申し付けくださればスムーズにSMTが行えます。

 

「歯周病」という名前のせいで誤解されがちですが、歯周病菌が歯肉から身体の奥へ奥へと入っていくということは、血管を通って身体全体にも悪影響を及ぼすということです。将来ずっと健康でいられるよう、ぜひ効果的な患者様のセルフケアと歯科医院のメインテナンスを一緒に進めていきましょう。そのための一つの鍵として「最新の唾液検査」=「SMT」を一度試してみませんか?