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親知らずは抜いた方が良いの?

親知らずとは全部の歯が生えている場合に真ん中から数えて八番目に生える歯です。

 

およそ十七歳から、成人後に生えてきます。

 

必ず生えるのではなく、近年30%の方が生えなかったり少なかったりします。

 

今の世の中、軟らかい食べ物を食べるようになり顎の発育が細くなり

 

親知らずが生えるスペースがなくなることで横に生えたりする場合が多くなりました。

 

親知らずは必ずしも抜かなくてはならない訳ではありません。

 

 

 

 

●親知らずを抜いた方が良い場合

 

①横や斜めに生えている場合

 

親知らずと前の歯との間に汚れ(歯垢や食べかす)が溜まりやすく、虫歯や歯周炎(腫れ、膿など)の原因になる恐れがあります。

 

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②大きな虫歯になってしまっている場合

 

治療機器が届きにくく治療することが困難で、治療出来たとしても再発するリスクがあります。

 

 

③腫れが発症する頻度の間隔が短く、または何回も腫れる場合

 

 

④顎関節症で咬み合わせに問題が生じる場合

 

 

⑤歯並びに影響する場合

 

奥から前に力が加わり歯並びが悪くなる事があります。

 

 

 

 

●抜かないで様子を見た方が良い場合

 

①虫歯になってなく上と下が噛みあっている場合(正常に生えている場合)

 

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②軽度の虫歯で治療可能な場合

 

 

③移植出来る可能性のある場合

 

将来親知らずの前の歯がやむおえず抜かなければならない場合になった時に、親知らずを移植出来る事があります。

 

 

④レントゲン検査の結果、骨の中にあり痛みや腫れを繰り返さない場合

 

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⑤自分自身で汚れをしっかり管理出来る場合

 

 

 

 

個人によって親知らずの生え方、状態は千差万別です。

 

親知らずを抜く事は小手術でもあり、生え方によっては知覚麻痺や多量出血の危険性を伴う事もあります。

 

歯医者さんによく診断して貰い、抜くかどうか決めることが大切です。

 

 

当院では、親知らずの抜歯の施術も行っています。

 

また、親知らずの生え方によっては抜歯が困難な場合(顎の太い神経や血管に近い場合など)は

 

大学病院の専門医にご紹介する事も出来ます。

 

 

 

 

ウルタ歯科医院   潤田  眞